日
２７日 深夜、登頂へ。そして、敗退
注：
以下は、GPSのデータ、これをGoogle Earthに重ね合わせた軌跡と旗を基本に、
また地形を知るために下山時の写真を加え、構成する。
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Google Earthの検索によると、ストクカンリは次の、左上の赤印である。  |
前日２２：４３ 旗143 発
すぐ急登。
白一色で高低が分からない。
X、快調にガイドについて行く。それについて行くのがやっと。
前日２３：３９(5128) 旗144
右手指が痛い。血の巡りが悪いのだろう。
オーバー手袋を着け、中で指を揉む。
トラバースになる。
今度は左手の指。同様の処置で解消。
足の裏も冷たいが、すぐ解消。
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０：４１(5292) 旗152 旧ABC
登りにかかる。
１：５３(5417)
雪渓のクリークを度々飛び越える。
午後になると厄介だろう。
ネックウォーマーを外したり、着けたりする。
２：３１(5463)
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(5548) 旗150 急登にかかる。
ジグザグのターンでXがふらつき、踏み抜いてよろめく。
SpO2を計るが、高山病の心配はない。
３：４７(5612)
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ワンボさんがガイドにジグザグでなく、踏み固めた直登を薦める。
しかしスピードが落ちる。
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６：０７(5829)
明るくなり、急斜面にいることが分かる。
X、5度目のふらつき、もう限界である。
再度SpO2を計るが、今度も心配はない。
本人は30分毎に休めばまだ行けるという。
すでに最後尾になっているし、肩まではまだ100m残っている。
残り時間から見てガイドの判断を聞く。
下へ。
Xが2班に分けて、1班は上へと勧めるが、ビレイが必要であり、
全員で降りることとする。
急斜面で、
簡易ハーネスをXとガイドが着け、240cmのシュリンゲで結ぶ。
軽く食事を摂る
６：４２ ワンボさんが先頭に立ち、Xとガイドが続く。
８：１８(5380)
８：３２(5360) 旧ABC
９：２０(5161)
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残念ながら登れなかった。
隊のメンバーもあまり語らない。
お祝いの言葉を外したケーキをいただく。
2人でビールを買ったが、
飲んだのは2人以外は1人だけ。
テントに戻り、明日の忙しさに備え、報告事項等を整理する。
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(平成29年8月12日 記、 同13日追加修正）