４　トレッキング

（１）6月16日　コンドリイリイBCへ

前日の午後Dr.Hugoがホテルに来て各人の装備を確認後 Dr.Hugoの装備倉庫に行き、荷物が届いていないYさんはほとんどの装備を、 また二重靴でないXさんはオーバーシューとアイゼンを補充した。 　朝Yさんが下着を購入後荷物発見の知らせが届くが、現物が届くのは数日後とのこと、 Yさんの精神的負担は相当のものと推察する。 １１：３０　一番ホテル発 ０：２０　　地図を見て予想していたPatamantaでなく、その先で右折し、 ガタガタ道を山に向かう。 途中の村には水路や小川が流れ、アルパカ、リャマ、羊、牛が放牧され、 農地利用はない。 農家には車、バイクが駐められているから相当に豊かなのであろう。 １：３０　コンドリイリイが視界に入る。 ２：２０(4510m、以下，GPS標高）　丘で降車し、昼食。 ここからトレッキングが始まるようだ。

598が出発点。人造湖（コンドリイリイ湖、貯水量約20万m3）の低い堰堤の下を渡り、 　　3つ目の湖Chior Qutaを回り込み、コンドリイリイBCへ。

２：５６(4514)　コンドリイリイを目指して歩き始める。 全体として早い。私は後尾に着き、呼吸を確認しながら丁寧に歩くと、 これまでの高度障害が薄れていく感じである。

３：４１(4571)

４：２０(4627) ４：５５(4663)　Kallon Qutoを見下ろす。 ここでSpO2を測ると93、気をよくする。 コンドリイリイが迫力を増す。

５：２０(4666)　Chior Qutoを回り込み,BCへ。

6月17日　Co Ventanani(5408)　往復

朝,Xさん,Yさんが体調不良を訴える。昨夜から相当に苦しんだようだ。 Dr.Hugoの診察と投薬で1日間様子を見ることとなり、私だけがガイドRokeと 往復することとなった。

９：３０(4666)　BC発 　本日も呼吸を確認しながら、ゆっくり、しかし立ち止まらないように歩くことに徹する。 しかし、Rokeが写真ポイントを教えるので、つい立ち止ま理、写真を撮る。 まずBC越にワイナポトシが顔を出す。明日から2日間かけこの麓まで歩くことになっている。

明日のトレッキングルートが見渡す。Lago Tuniは大きい。 しばらくしてガレ場の斜登となり、 １１：３５(5143)　稜線に飛び出すと、コンドリイリイが目の前にある。 Rokeはこの山を5度ガイドしているとのこと。

辛抱して登り、 １２：３４　頂上 地図上は5408とあるが,GPSでは5350、落書きは5348とある。 標高はともかくこのような眺望を持つ山はそれほどないのではないか。 レアル山群はイリャンプーからワイナポトシ、遠くイリマニまで、 さらに遠くにはサハマ、パリナコータも、チチカカ湖も見える。

BC　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワイナポトシ

ワイナポトシが美しい

コンドリイリイからの氷河はまさに流れているように見える。

１４：２８　BC着 SpO2は頂上で90, BCで89と良い。 　Xさん,Yさんは未だ本調子ではない。 　Dr．Hugoとは明日の様子をみて、判断しようということになった。

6月18日　コンドリイリイからワイナポトシへ

早朝にXさん,Yさんと打ち合わせし、予定通り、ただし山間でなく山麓の道をトレッキングすることになった。 2人ともSpO2は私より高い。 　比較的登り降りの少ない道をコンドリイリイに別れ、ワイナポトシに向う。

８：４８　発 昨日登った山に別れ、

またコンドリイリイから離れる。

１２：２４(4458) 下流法面に　Tuni 1977 と記されたダムを越え、休憩。 これから一歩一歩ワイナポトシに近づく。

鉱山跡地等あまり面白くない道を辿り、渓を隔てて当初のキャンプ予定地Reguna Esperanzaを望み、 １４：２４(4654)　キャンプ地 に着く。

6月19日　4つの峠を越えて　Refugio　Huayna Potoｓí　へ Xさん,Yさんは見事に回復し,SpO2も私より高い。 　今日は4つの峠を越え、ワイナポトシの北峰から南峰の南面に回り込む。

９：１９　発 ワイナポトシ北峰に陽が当たり始める。

１１：２９(4950）　１つ目の峠 コンドリイリイが視界から消える。 １１：２５(5048)　２つ目の峠 ワイナポトシ北峰を仰ぐ。

１３：１８(4868)　3つ目の峠 ワイナポトシ南峰を仰ぐ。

１３：３９(4734) ピクニック・スタイルの昼食を摂る。 １４：３９（4736）　4つ目の峠 ここからできるだけショートカットしながら、南峰に回り込む。

１５：２３（4775)　低堰堤のダム １６：０７(4765)　Zongoダムを見下ろす地点で迎えの車に乗り、 Refugio Huayna Potoｓí へ。 この周辺に3つあるRefugioで最高の場所に位置する。 Yさんの登山用具が届いている。 シャワーもあり、各人個室である。他の客と比べ、何かと優遇されている。

これを登りに来た。

ラパスに戻るDr.Hugoと今後の予定を次のように打ち合わせる。 ア．Ice Cimbingを中止し、1日早く登る。 イ．ガイドとの組み合わせは 　　　Roke（リーダー）とXさん 　　　MarioとYさん 　　　Felicianoと私

５　ワイナポトシ登頂　に進む

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