6月23日、24日 休養
イリマニはこれまでの2山と比べ、高低差が厳しい。
CoVentanani 4650〜5350
Huayna Potoｓí 4770〜5300〜6090
Illimani 4400〜5400〜6440
ワイナポトシの反省を踏まえ、次のように対策を講じた。
ア．登頂日には手首にホカロンを貼る。
イ．登頂日の前夕食と朝食に日本食を用意する。
ウ．ヘッドランプは今回も２セット用意する。
エ．GPSは羽毛の下のフリースに収納する。
オ．デジカメに加え、フイルムカメラを用意し、ザックに収納する。
カ．山容からピッケルとストック1本を持つ。
Dr.Hugoに25日の出発時刻を問い合わせるが、返事がない。
ここの事務連絡態勢はきわめて悪い。
6月25日 BCへ
このところ熟睡している。
連絡もなく
ガイドのFelicianoが自家用車トヨタ・カルディーナで迎えに来る。
一番ホテルの南雲さんがこれで行けるのかと心配する。
１０：３０ 発
一旦低位部に降り,Palkaに向う幹線道路に乗る。
途中昼食、食材、プロパンガスを購入。
Palkaに近づき、イリマニが見える。
１２：０６ Palka
Palkaを過ぎると道路はきわめて危険。
１３：３０ 路肩に駐め、昼食。
１４：３０ 事故発生。
右の前輪とハンドルを繋ぐ軸が外れる。
路側に止まったのは幸運！！
重ねて幸運にも乗り合いバスが通りすがり、運転手が修理してくれる。
この間1時間半。
バスの乗客も騒がず、運転手も報酬を求めず。
信じられない世界である。
ここからの道路は次のような山間で山の事故より車の事故が心配になった。
夕方BCのPinaya村に着く。
Felicianoの出身地で、彼の家に泊まることを強く勧める。
どうやら当初からその予定で、小さな３棟のうちの１棟が用意されている。
電気、水道、街灯も設備も整っている。
裏手の丘に登り、明日からのルートの説明を受ける。
イリマニはアイマラ語で赤いコンドルを意味する。 登るのは右の南峰である。
南峰。左上に伸びる痩せ尾根を辿り,HCを設営する。
実に静かなたたずまいの村で、なぜか山古志村を思い出した。
6月26日 HCへ
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朝食後車まで装備を運ぶ。村内の道路を利用し,BCの上まで荷揚げするとのこと。
７：２５ 発
14歳の妹が同乗し、車の誘導、不陸の修正、氷結箇所の修復等に嬉々として働く。
これ以上進めないところで車を駐め、明日の下山まで妹が車に泊まり、車を守るという。
これまた理解しがたい世界である。
８：４４(4400) 歩き始める。
毎40分に休むペースを守る。写真は撮らない。
９：３０(4600)
逆層の剥離し易い岩とその岩屑が続く痩せ尾根をひたすら登る。
１０：１７(4746)
１１：１０(4908)
１１：５９（5060)
サンドイッチの昼食を摂る。
これから段々険しくなるが、Felicianoの弟を含む3人のポーターは
裸足にゴム草履で楽々と登る。
１：０３(5189)
１：５２（5320)
２：４３(5459)
ここも露営適地であるが、
明日楽ができるように雪稜線まで行くことにする。
３：０１(5488)
傾斜地で少し危険であるが、テントを設営。
まず北峰。
