今、山へ＞山小舎＞山小舎を愉しむ>(4)有朋自遠方来

(4)有朋自遠方来 　これまで挙げた四季、花、生きものは、郊外のニュータウンから都心に通勤する者にとっては 非日常のものであり、これは山小舎が与えてくれた愉しみの第一である。 なぜこれを早く持たなかったと悔いたが、仕事とは両立できるはずはなく、 無いものねだりである。 　しかし中高年の私たちが利用できる年数は極めて限られる。 これはもったいないので、この愉しさを友人、知人に伝え、来訪を声かけした。 　うれしいことに私たちが年間滞在する約90日のうち約60日は来客があった。 　 年代が同じくらいのご夫妻、子育て家族、現旧の職場のグループ、 　 仕事で関わって以来長くお付き合いいただいる方、海外の友人・家族、同窓生、 　山の会のメンバーや山なかま 等多様である。 　皆さん、それぞれ愉しみを探す。 若い女性が薪割に一生懸命なるなど想像もできなかったことである。 　多くの人が懇談を愉しむ。 席は、落葉松の丸太で作ったテーブル、焚火を囲んで座る石、手作りのデッキ、 ログハウスのテーブル等いくらでも選べる。 そして、李白の「山花、開く」であり、 孔子の「朋有り、遠方より来る.また楽しからずや」である。 　これは私たちが想定しなかった、第二の愉しみとなった。 　撮られた写真、残されたメモ、後ほどいただいたお便りは私たちの財産であり、 電子化して大事にしている。 時々開いて愉しむが、決して公開されることのない。

山小舎を愉しむ　に戻る