（１）四季

(激しい変化）

　このことについては前項「蓼科の山小舎から」の冒頭に記したが、
訪ねる度に季節の移りがはっきりしている。

4月：1年中で自然も人も最も静かな時である。
5月：まず落葉松から芽吹が始まる。
6月：あっという間に緑一色に変わる。
7月：これまでの夏の(1年の）最高気温23℃
8月
9月:
10月：紅葉が始まる。
11月：あっという間に葉が落ち、 最後に落葉松の針のような葉が降る。
12月：雪が来て、そして根雪になる。
1月：晴天が多く、冷え込む。
2月：もっとも冷え込む。 これまでの最低気温−23℃
3月：雪が深くなる。

激しく変わる四季も乱暴に括ると 　自然が休んでいるように見える4月と11月 　緑陰の5月〜9月 　紅葉の10月 　雪の12月〜3月 となる。 (緑陰） 落葉松の新芽はすぐ緑を濃くし、

山小舎は緑の下に入り、

隣りとも離れる。

(紅葉） 10月になると紅葉が始まる。

まずいつも紅い楓の色が一層鮮やかになり、紅葉を先導する

広葉樹の葉が落ちると、カラマツの黄いろい葉だけが残り、紅葉も1ヶ月で終わる。

(雪) 山小舎は八ヶ岳西麓の標高1580mにあり、12月から3月の4ヶ月は雪の世界である。 しかし下に見るように圧倒的に晴れの日が多い。日本海側でなく太平洋側の気候であり、 　【平成26年１月　管理事務所での気象観測記録】 　晴れの日数（24）曇（6）雪（1）雨（0） 次の写真のように、白の世界を太陽が燦々と照らしている日が多い。

外は相当に冷え込むが、内では雪見酒を遅くまで愉しむことが多い。

しかし南岸を低気圧が通過するとき(多くは3月）には降雪量が多く、 時には次の写真のように相当に積もる。

このような雪に遭うと除雪に苦労する。 管理事務所はまず幹・支線道路から除雪し、

次に枝線の除雪になる。

この間敷地内の通路を確保する。

屋根の雪は山小舎が温まるとすぐ落ちるから、この雪撥ねは大変である。

手作りした車庫や陶芸窯、デッキ、テーブルが心配になるが、これまでのところ耐えている。

車が動けるようになると、一安心する。

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