中央アルプスは露営場が限られているので、小屋泊を好まない者には
行程つくりが難しい。
知人のレインジャーOBにどうして露営場を設けないのかと不用意に尋ねたところ、
林野庁の方針でしょうと軽くいなされた。
中央アルプスは国立公園でなく、国有林である。
御嶽山麓の会合に車で出かけたついでに、檜尾避難小屋と越百避難小屋を利用し、
駒ケ岳から越百山を縦走することとした。
同行者は無い。
18年8月4日（金）
前夜は会合の後、遅くまで飲んだ。
宿にお願いした早朝のモーニング･コールで車中の人になり、
職場の仲間に丁寧に作っていただいた地図を頼りに馴れない道を車を走らせる。
数日間駐車させていただく駅近くの駐車場に着いて、
予定より早く出発したことに気づく。
仮眠し、それから木曽福島駅まで歩く。
タクシーがいないので、呼び、新和スキー場まで送ってもらう。
５：４０ 新和スキー場
８：４０ 七合目
１０：２５ 王ノ窪小屋
ここまで順調。
駒ケ岳は混んでいるので、巻き道を通り、
１１：２０ 駒ケ岳頂上山荘
露営場があるが、予定通り足を延ばすことにして、通過。
１１：５５ 宝剣岳
ここから空木岳までは都岳連講習を一緒したEさんと歩いている。
１４：４０ 檜尾岳
すぐ下に雪渓があり、いい露営場になるが、ルール通り避難小屋に向う。
１４：５０ 檜尾避難小屋
小屋の外に張りたいところであるが、事前問い合わせでダメ押しされているので小屋に入る。
｢野ネズミに注意｣とあるが、他に宿泊者もいることから心配ないだろう。
少し下ったところにいい水場がある。
空木岳 南駒ケ岳
8月5日（土）
８：０７ 木曽殿越
９：２７ 空木岳
いい眺望に恵まれる。
空木岳から池山方面 直下と右奥に避難小屋が見える
同じく南駒ケ岳
同じく宝剣岳、駒ケ岳
１１：１５ 南駒ケ岳
１２：２０ 仙涯嶺
１３：２７ 越百山
ここでも眺望に恵まれた。
越百山から北方を振り返る
同じく下山路 中央少し右に越百小屋
やはり小屋には泊まりたくないので、少し疲れているが、下山することにする。
宿泊予定者に携帯電話を使わしていただき、林道ゲートにタクシーを予約する。
登りもある降り道で疲れるが、見事な檜林を鑑賞した。
１６：３３ 福栃橋
林道を歩いて
１７：１５ 林道ゲート
タクシーはすでに到着済み。
須原駅まで山村の景色を愉しむ。
木曽福島駅までの便は悪く、駅に食堂も無い。
まだ車の運転があるが、1日早く帰宅できるのは有り難いことである。
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