やま工房の中島佳範ガイドに話していたところ、タナボタ的にいい企画をご案内いただいた。
横尾尾根から槍ヶ岳を目指し、大喰岳西尾根から槍平に降りる2泊3日(露営、予備1日)である。
同行は若い青年Aさんであり、迷惑をかけるのではないかと心配し、
結果は心配したとおり大迷惑をおかけした。
露営、夕･朝食各3、行動食4に共同装備分担のため70L
ザックとした。
平成19年4月3日(火) 曇り
朝電車で発ち、釜トンネルから歩き始める。
中島ガイド,Aさんのスピードに付いて行くのがつらいし、天気も良くなく、
景色も愉しめない。
横尾に近づくと、中島ガイドは川原経由の近道を採る。
横尾の冬期小屋に入る。
早朝に発つ。歩きはさらに早く感じられる。
写真機は封印し、歩きに専念することにした。
したがってこれからの写真は基本的には中島ガイドからいただいたものである。
３のガリに入る。
高度を上げるに従い、また明るくなるに従い、屏風岩が姿を変える。
ガリを登りきり、稜線に出るが、しばらくは樹林帯である。
核心部を巧みなリードで安心して、しかし慎重に渡る。
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難場通過後稜線に出るまで私が相当のブレイキになった。
稜線に出ても同じ。
これでは予定の槍ヶ岳の肩までは行けないので、
稜線に露営することとなった。
素晴らしい朝となった。
念願の槍穂の稜線に立ち、この景色に遇うことができるとは感激の極みである。
