蝶ヶ岳
このところこの時期によく登っているが、今年は山なかまシリウスの3名の山行である。
当初は5月5日～9日の好天の3日間を選んで徳本峠～蝶ヶ岳を縦走する計画であったが、
天気予報が思わしくなく、①日程を1日繰上げ、②コースを横尾から蝶ヶ岳往復に変更した。
同行3人がマイテントである。
平成28年5月4日(祭) くもり、夕方から風と小雨、夜半強風と雨
メンバーの車で沢渡へ、そしてタクシーで上高地へ。
夕方から天気が悪化することが予報されていたので、
遅くならないうちに露営することとし、横尾でなく徳沢園に変更した。
15:17 上高地 発。
17:05 徳沢園 着。
テントを張り終わる頃には小雨が落ちてきた。
ここに張るのは都岳連の講習の時以来であるが、
管理者の応対が極めて感じが良い。
雪の状況を尋ねると、
長塀尾根の方が今年は歩き易いということで、徳沢園から往復することに変更する。
持参のウイスキーの水割りをメンバー持参のカツオの生節やナッツを肴に飲み、早々と眠る。
夜半は強風と激しい雨に見舞われたとのことであったが、一度も目が覚めることなく熟睡した。
5月5日(祭) 曇り、強風
各自朝食を摂り、
5:20 発
すぐ急登が続く。ただし,2000m前後まで雪はない。
雪道はほぼ夏道どおりに踏まれており、歩き易い。
昨日の雨は雪線以上では雪だったようである。
林間から日の出は見えたが、青空は広がらず、西からの雲の流れも速い。
途中遇った下山者が、「稜線は体が浮き上がるほど風が強かった。さらに強くなる予報である」
と心配そうに教えてくれる。
途中、アイゼンを着け、
9:38 長塀山
小さな上り下りを繰り返し、妖精の池を通るころから風は少し弱くなる。
稜線手前でアイゼンを脱ぎ、
10:36 蝶ヶ岳
眺望はない。穂高・槍はもちろん近くの常念岳も見えない。
徳本峠への道は遠い。
早々に下山へ。
11:33 長塀山
14:00 徳沢園
風は強いが晴れている。
明神岳、六百山が良く見える。
この天気はもう少し早く来るはずではなかったのか。
装備を整理し、4時からベンチで飲み始め、次いでヴェランダに移り、
風が出てきたところでテントに入り、最後は貧しい食事を摂り、7時就床。
また熟睡。
5月6日(金) 晴れ
早朝に起き、朝食も摂らず、上高地へ。
この天気が昨日欲しかった。
今年は花も早いとのこと。
ニリンソウ
ハシリドコロこの眺めはいつも素晴らしい。
帰途もメンバーの車にお世話になり、順調に帰京。有難とうございました。
(平成28年5月7日 記）
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