５．実行
第1日 12月21日 成田発
チェックイン 59.1kg
Sさんの奥様、友人Kさんに見送られる。
トイレで冬衣類を夏衣類に着替える。
機内夕食、粗末。
ビール１缶、ジントニック１杯、赤ワイン小１本
落語を聞きながらうたた寝
LAでの入国に１時間、通関・トランジットはスムース
LanChile １０分遅れで発
昼食とスナック
ソフトドリンクしか飲まない
Limaでは機内で待つ。
第2日 12月22日 サンチアゴ着
定刻前に着。
空港でストックが出てこない。
登山口のレインジャー事務所に届けることで決着（実行されず）。
知人の運転手に出迎えられ、通関はスムース。
国際バスターミナルへ。
他の2つのターミナルに比べ、小さく環境が良いとのこと。
ほぼ定刻発。
途中停留所１ヶ所のみ
１２：００ 出国税関（標高２８４５m）着
国境（標高3120m）
１３：４０ 入国税関（標高2800m)発
チリ国内と国境を越えたアルゼンチン側とは風景が大きく異なる。
バスの車窓から
Horcones谷 右端に白くPark Ranger's Stationが見える
Aconcagua
Mendozaに近付くとぶどう畑が。
16時 Mendozaバスターミナルで増田さん手配の車に乗り、民宿アコンカグアへ。
増田さんご夫妻と打ち合わせ。
18時に公園事務所に出かけるが、すでに終了。明日再訪する。
スーパーで買い物
22時から再度打ち合わせ。
ストックを貸していただく（増田さん曰く、彼らが届けるはずはない。その通りであった）
そして夕食、パッキングをして、
23時半就床。
植村直己、長谷川恒男はじめ、多くの人が増田さんのお世話になっている。
第3日 12月23日 出発
８：３０ お見送りをいただき、増田さん手配の車で発。
９：０５ 登山許可証を取得し、９：４０ 発。
１２：１０ Puente del Inkaでmule荷揚げの装備を託し、
１２：４０ 入山手続きを済ませる。
見晴らしの良いところで増田さんのお握りをいただき、
Park Ranger's Station（標高2800m)からAconcagua
１：３０ Conflienciaへ向け歩きだす。
２：１５ オルコネス吊り橋(2950)すぐ橋を渡ったところで、下流El Durangoを見る。
上流に向かう。
植生が無くなった地点からの高さはAconcaguaは世界一高い。
まだ植生がある。
４：０５(3265)
馬方がmuleを追い上げる。
少しは山に近付いた。
水場、トイレが有る。
隣は韓国1張、次は日本1張、他に日本2張。
９：４０ 就床、熟睡。
第4日 12月24日 コロンビア小屋跡へ
6時起床、テント内気温9.4℃
頭痛が残っているが、体調は良い。
７：４０ 発
ずっと河原、濡れない渡渉点を探すのに苦労する。
どんどん抜かれる。
８：２２ 3335m
９：１６ 3365
１０：１１ 3430
１１：０４ 3510
１１：５０ 3565
１２：４０ 3665 ここから登り。
１：２０ 3720
１：５０ 3750
２：１８ 3790
２：５５ 3880 コロンビア小屋跡
今日1日、長いHorcones谷歩きである。
Columbia小屋跡で泊まる。
氷で水づくり、燃料不足が心配である。
9時就床
Xmasイヴを祝うBCの花火が賑やかである。
満天の星。
第5日 １２月２５日 BC Plaza del Mulasへ 朝:曇り、日中:日射し、夕:風、夜:風が強い
振り返り、
そして、すぐに急登が始まる。
７：３８ 3905m 右側斜面に登る。
西壁が見え始め、
８：３０ 4050 BCの旗が見える。
９：０５ 4200 BC着 快調
意外とテントが少ない。寒い。
設営。
muleに託した荷物を受け取る。
荷物を仕分けていると、暖かくなる。
Indpendeciaから高度障害で下山してきた日本人2人に遇う。
2〜4時 山小屋を往復する。
地図を購入した。これで良く分かった。
初めて目にする"氷の剣山(ペニテンテ)"
夜中、5度目が覚め、水を飲み、トイレ。強風。
第6日 12月26日 休養 朝：曇り、昼から強風で寒い、夕：風が少し収まる
予定通り休養。
行動している者はいない。
Park Rangerへの質問
荷揚げリストアップ、そして用意
情報Berlin
Berlinに滞在していたが、Park Rangerからピエント・ブランコが来るのでBCに下山するように指導された。
1人用テントの周りを石で固めていたが、テントが動いた。
情報Nido
デポしてきた。登り4時間、降り1.5時間。10歩で1呼吸した。
3張のテントのうち、2張は破れ、1張は傾いていた。
夜中、息苦しくなる。その都度深呼吸を繰り返す。
第7日 12月27日 C1へ荷揚げ 快晴、風が強い
C1 Cambio de Pendiente（標高5200m）へ荷揚げ
前日のrangerの予報では今日は荒れ、明日は大荒れの予報であったが、快晴。
９：００ 4160m
９：３０ 4219
１０：１５
１０：５０
苦しい。吐き気もする。
調子を体得して少しは楽になる。それでも苦しい。
１１：５０
１１：２５ 岩場
１２：１７ 4610
Canadian Placeには寄らない。
１２：５０ 4690
１：３０ 4835
１：４５ 4885
２：１１ 4960
Nido de Condores ここを通る
↓ ↓
２：３７ 5010
３：０２ 5080
３：１２ 5100
荷物を守りやすいところを探し、GI袋のカギをかけて岩陰に置き、石を被せる。
眺めはすばらしい。
４：０３ 降り始める。
５：５５ BC 着
10時就床
1時まで熟睡。その後、昨夜と同じ。
夜半から霰、朝方にはさらに強くなる。
第8日 12月28日 休養
若干の頭痛は相変わらず。
膝は時々痛む程度。
今日の仕事
天気予報の確認 → 28，29日は悪い、30日以降分からない
登頂中の荷物の保管 → OK
保管荷物の整理
携行荷物の再確認
日程の検討
商船大学単独行者が高山病の様子、医師には相談済みとのこと。
その後倒れて医務室のベッドに。
下山することになり、手伝う。
ダイアモックス1錠を飲み、就床。
第9日 12月29日 C1へ 好天気
予想に反し、好天。
ストーヴの調子が悪い。
保管荷物を預ける。
９：２３ 4135m
９：５８ 4250
１０：３７ 4380
１１：０５ 4450
１１：４３ 4555
１２：２４ 4645」
１：０７ 4725
１：４２ 4830
２：２３ 4905
３：００ 4995
３：４０ 5080
2日前とほぼ同じ時間を要しているが、疲れは少ない。
テントサイトはいいところを確保した。
デポを見つけるのに苦労した。
80m高いところまで散策し、明日のルートを確認した。
氷雪から水つくり。
9時過ぎから食事を準備。
11時就床。
室温 −5℃
第10日 12月30日 C2へ荷揚げし,C1に戻る
素晴らしい朝である。
Nidを見降ろす
９：１０ 5025
９：４０ 5160
１０：１６ 5200
１０：３９ 5235
１１：３２ 5330
１２：０６ 5395
１２：５０ 5405
１３：３３ 5550 小屋跡
１４：３３ 5585 Berlin Hutteに着く。
デポ装備をGIバッグに詰め、テントを張る予定地に置き、石で囲み、覆った。
ここを越え、登頂は始まる。
3時 Nidoへ降りる。
4時 5350
４：５０ 5200
５：１６ 5080
第11日 12月31日 C2に入る。 快晴、高気圧
９：１０ 5015
９：４０ 5145
１０：１５ 5220
１０：５５ 5310
１１：３８ 5405
１２：１８ 5475
１２：５３ 5540
１３：０５ 5570
標高差555m登るのに4時間5分、昨日より楽であるが、しかしきつい。
ここで登頂に成功した筑波大学チームと遇う。
その一人はKUWVの2年後輩になるということを帰国後葉書をいただいた。
また、登頂できなかった一人が明日同行することとなった。
彼は顔が腫れ、頭痛がある。
隣の日本人がなかなか降りてこない。
暖かいミルクココアとラーメンを用意している。
9時：彼のテントにメモを残し就床。
10時：戻った。水と湯を提供した。
第12日 1月1日 21世紀最初の日 登頂へ、そして敗退
熟睡できぬまま、2時起床
4時発
21世紀が明ける。
影アコンカグア
